研究学園の旅人

北海道旅行シリーズも10回目になりました。
書いているうちに、すっかり秋になってしまいましたね。

【2012年北海道旅行シリーズ】




海の幸を堪能して満足した我が家は、午後の観光に移ります。
天気も良くなったので、知床五湖の地上を歩こうかと思ったら、前日にヒグマが出没したために高架木道しか入れないようです。
天気が前日と打って変わって良くなったとはいえ、同じところにもう1度行くのももったいないので、路線バスに乗って「知床自然センター」に行ってみます。

斜里バスの「ウトロバスターミナル」から、バスに乗ります。

知床自然センターに着くと、観光船から見た「フレペの滝」に行く遊歩道があったので、天気が良いうちに行ってみることにしました！



ちなみに、この遊歩道には結構「ヒグマ」が出るそうです。
他の方のブログでも遊歩道に現れたヒグマを撮影した方がいました。

我が家も突然ヒグマに出くわしたくないので、「森のくまさん」を歌いながら歩きます。　←　シャレになっていない…（汗）



スタコラサッサと歩いていると、「ウトロ崎灯台」が見えてきます。
灯台への通路は歩行禁止なので遠くから眺めるだけですが、自然の中にポツンと建つ白亜の灯台は夏の空に映えますね。



さて、フレペの滝展望台に着きました。
展望台に上ると、岩の隙間から流れ出した滝が見えてきます。

こうして見ると、上流に川が無いのに滝が流れているのがわかります。



水量はあまりありませんが、「乙女の涙」にふさわしいはかなげな美しさがありますね。



エゾシカの家族が草を食んでいます。
結構急斜面で、うっかり崖を落ちてしまわないか心配になりますが、エゾシカたちは悠然と草を食み続けています。



ちょうど崖の向こうの海に、私たちが午前中に乗った観光船「おーろら」が見えました。
先ほどは向こうからこちらを見ていたわけで、パラレルワールドに来たような面白い感じがします。
「おーろら」から見たフレペの滝の様子が思い出されました。



青い海と空、緑の森と草っぱらがまぶしくて気持ちがいいです。
考えてみると、北海道3日目にして初めての青空です。
曇っていた時にはどんよりして見えた海も、晴れるとかなり印象が違います。



色鮮やかな草花があちこちに咲いています。
この花は、「キオン」でしょうか？
黄色い花が集まっていて、良く目立ちます。



この花は「ナミキソウ」のようです。
青紫色の花が鮮やかですね。

爽やかな青空のもと、気持ちよく散策ができて良かったねと言いながら、知床自然センターに戻りました。
幸いヒグマには遭遇しませんでした。
早朝など人けが無い時は危険なようです。

（つづく）