2015年12月20日
2015年関西旅行(1) 平等院鳳凰堂に行ってきた!
(12/25写真と文章を追加)
今年の秋、歴史好きの上の子の希望もあって、関西の世界遺産めぐりをしてきました。
3泊4日の関西旅行の始まりは、京都府宇治市からです。
新幹線で京都駅に着き、そこから近鉄京都線で丹波橋まで、丹波橋から京阪線で中書島に行き、また乗り換えて京阪の宇治駅に着きました。
今年の秋、歴史好きの上の子の希望もあって、関西の世界遺産めぐりをしてきました。
3泊4日の関西旅行の始まりは、京都府宇治市からです。
新幹線で京都駅に着き、そこから近鉄京都線で丹波橋まで、丹波橋から京阪線で中書島に行き、また乗り換えて京阪の宇治駅に着きました。
京阪のホームと駅舎の間に、JR奈良線の高架が通っているので、効果の下をくぐって駅の外に出る珍しい形になっています。
以前は、駅のホームがJRの線路の下だったそうで、20年ほど前にホームが後退して今の形になったそうです。
モダンな雰囲気を醸し出しつつも、歴史の薫りもする好ましい駅舎ですね。
それもそのはず、1996年に私鉄の駅で初めてグッドデザイン賞を受賞したのだそうです。
駅を出ると、すぐ宇治川を渡ります。
橋の上流側に橘島(中の島)が見えます。
渡っている宇治橋は、最初の橋が何と646年に架けられたという、歴史の古い橋です。
(もっとも、現在の橋は1996年に架けられた橋ですが。)
「瀬田の唐橋」、「山崎橋」とともに日本三古橋の1つに数えられています。
平成に架かった橋ですが、景観に配慮して昔の木橋のようなデザインになっています。
宇治橋のたもとには、夢浮橋広場と名付けられた広場があります。
私は源氏物語を読んだことが無いので全く知りませんでしたが、上の子いわく宇治橋は源氏物語にも登場するのだそうで、その舞台に来られたことでとても感激していました。
そんなわけで、この広場には紫式部の像があります。
紫式部の像には記念撮影を待つ人の列ができていました。
紫式部の像に人が立っていない瞬間がないので、とりあえず人を避けて写真を撮りました。
後ろに写っているのが、宇治橋です。
夢浮橋広場を過ぎると、平等院への参道になっています。
世界遺産「古都京都の文化財」には、京都市内の文化財以外にも、宇治市内の2つの文化財が指定されています。
1つは、「平等院」、もう1つは「宇治上神社」です。
まず、平等院に行きます。
もう10年以上前にお参りしたことがありますが、それから大改修されたので改修後に来るのは初めてです。
スーツケースを転がして行ったら、入口の警備員さんが受付の建物で預かりますよと言ってくれました。
身軽になって境内に入ると、10円玉でお馴染みの平等院鳳凰堂が見えてきます。
1000年近く前に建てたこんな立派な建物が無事に残っているというのは、奇跡に近いと思います。
実際、平等院には他にもいろいろな建物があったようですが、無事に残っているのは鳳凰堂だけだそうです。
鳳凰堂の中も拝観したかったのですが、かなり混んでいて1時間以上待つことになりそうだったので、泣く泣くあきらめました。
最近は日本全国どこでもそうですが、海外からの観光客が多いですね!
この日もいろんな国の言葉が飛び交っていました。
極楽浄土を表現したという庭園は、以前来た時と違う雰囲気だなと感じていましたが、帰ってから調べてみると最近の発掘調査で創建当初の姿に復元されたということでした。
池のほとりでは、亀(さすがに世界遺産の池にはミドリガメいないようで、イシガメかな?)が甲羅干しをしていました。
あまりに動かないのでブロンズ像だと思っている観光客もいて、「あれは本物じゃないでしょう?」と言っている人もいました。
そこに下の子が、「いや、頭が時々動いています。」と突然よその人にツッコミを入れたので、びっくりしてしまいました。(ダッシュで逃げたい気分でした。)
鳳凰堂の屋根には、お城の天守閣の鯱と同じような感じで鳳凰像が置かれています。
1万円札の裏側にも描かれていますね。
あまりじっくり見たことはないかもしれませんが…。
(実は私は、この記事を書くにあたって初めてまじまじと見ました。)
ちなみに、今屋根の上にある鳳凰像はレプリカで、本物(国宝)は平等院ミュージアム「鳳翔館」に収められています。
平等院ミュージアム「鳳翔館」には、国宝・重要文化財など貴重なものが多く展示されています。
国宝だけでも鳳凰堂の屋根にあった「鳳凰」、「梵鐘」、「雲中供養菩薩像」26躯が展示されています。
残念ながら撮影禁止なので、ぜひ現地をご覧いただきたいと思います。
「鳳翔館」にも展示されていた梵鐘が池のそばの鐘楼にありますが、こちらはレプリカです。
この梵鐘は「姿の平等院鐘」と呼ばれ、「天下の三名鐘」の1つとしても有名です。
以前、郵便で定型内の封書が60円だった時(たぶん、若い人は知らないでしょうけど)、緑色の梵鐘が60円切手の図柄になっていてお馴染みのデザインでしたが、あの梵鐘が平等院のものでした。
こうしてみると、10円玉の鳳凰堂、1万円札の鳳凰像、60円切手の梵鐘と、平等院は日本人にとって実は身近な存在だったんですね。
次回は、もっとお客さんが少ない時期にゆっくり拝観したいと思いました。
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Posted by Science_City at 22:29│Comments(0)│関西
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