2015年12月27日
2015年関西旅行(2) 宇治は世界遺産と源氏物語とお茶の街!
橘島へは橘橋という歩行者専用の橋で渡ります。
この橘島には、「宇治川先陣の碑」が建っています。
源義仲と源義経らが戦った「宇治川の戦い」で義経側の佐々木高綱と梶原景季が先陣を争ったという舞台がこの辺り(正確には今は無い中州が舞台のようですが…)ということで、碑が立てられています。
訪問時には何の碑かわからなかったので、写真を撮り損ねましたが、後で調べてわかりました。
もうちょっと下調べをしてから来るべきでしたね。
この中洲は確かに歴史的景観に配慮されてはいるのですが、妙に整備された感じがするのは国土交通省の治水工事で護岸が再整備されたばかりだからですね。
宇治川にこの中洲があるために、大雨の時には流下の阻害になっているのですが、歴史的な景観を形成している中州を削るわけにもいかないので、中州を残したまま河川の部分の川床を掘削しているようです。
単に掘削すると中州が崩れてしまうので、護岸を整備しているというわけです。
石積みで緩傾斜の護岸にするなど、自然な感じを出そうと苦心した跡が見えますね。
今は真新しくて違和感がありますが、そのうち適度に古くなって周囲に馴染んできそうです。
その先には、「朝霧橋」という朱塗りの橋が架かっています。
こちらもまた良い雰囲気です。
朝霧橋のたもとには、宇治十帖のモニュメントが建っています。
「匂宮が浮舟を抱いて小舟で漕ぎ出す場面」をモチーフにしているとのことです。
参考:宇治市源氏物語ミュージアム「宇治十帖関連スポット」
宇治川沿いの道は雰囲気が良いです。
電柱も無く、緑が豊かな道です。
上の子が、案内看板で源氏物語ミュージアムという博物館を見つけて、そこに行きたいと言いだしました。
時間もなかったのと、下の子が全く興味がなくて退屈してしまうので、二手に分かれることにしました。
上の子は大急ぎで源氏物語ミュージアムに向かい、下の子は川沿いをブラブラするということになりました。
この宇治川沿いの道を上流の方に少し行くと、「伊右衛門」で有名な福寿園の宇治茶工房があります。
1階は茶店になっていて、宇治茶や宇治茶を使ったお菓子などが売られています。
2階には「福寿茶寮」があり、宇治茶を使った甘味や料理が楽しめます。
また、お茶づくりや茶道などの体験もできます。
体験をしたり、食事をしたりする時間は無かったので、お土産をいくつか買って出てきました。
ゆっくりする時間があれば、ここで一服したかったところです。
また、朝霧橋のたもとにやってくると、鳥居が見えます。
参道を進むと、宇治神社があります。
鳥居の奥にある本殿は、国の重要文化財に指定されています。
「さわらびの道」と名付けられた小道を上がっていくと、宇治上神社に辿り着きます。
この宇治上神社も世界遺産の1つに指定されています。
現地で初めて知ったので、ゆっくり参拝する時間が取れなくて駆け足になってしまいました。
宇治上神社が世界遺産になっているのは、本殿のお社が日本最古(平安時代後期)の神社建築といわれているからだそうです。
写真に写っている拝殿は、国宝に指定されていて鎌倉時代の建築だそうです。
(参考:源氏ろまん 京都宇治ウェブガイド 「宇治上神社」)
もっと時間があれば、境内に入ってお参りしたいところですが、もう京阪の宇治駅に戻らなくてはいけません。
上の子を源氏物語ミュージアムに迎えに行き、大急ぎで宇治駅に戻りました。
上の子も半分も見られなかったと不満そうでした。
宇治には平等院くらいしか観光地のイメージが無かったのですが、丸1日かけても良さそうですね。
(その3につづく)
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Posted by Science_City at 08:50│Comments(0)│関西
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