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全4回くらいのつもりだったのですが、だいぶ長くなっています。
もう何回か南紀編が続きます。

【2015年南紀旅行 その1~5】


2015南紀旅行(その6) 本宮大社を参拝し日本の原風景に思いを馳せる!

さて、宿に寄らず直接来てしまったので、家族全員分の荷物が入ったスーツケースをどこかに置いてこなくてはいけません。
ガイドさんらしき人に教えてもらった、本宮大社前近くの「からす屋」さん隣のコインロッカーに荷物を預けて、いよいよ熊野本宮大社に参拝です!


2015南紀旅行(その6) 本宮大社を参拝し日本の原風景に思いを馳せる!

この石段を上がると、「熊野本宮大社」です。
熊野本宮は熊野三山の中心で、全国にある3000の熊野神社の総本宮なのだそうです。

2015南紀旅行(その6) 本宮大社を参拝し日本の原風景に思いを馳せる!

昔の人は山道を延々と歩いて熊野詣でに来たのでしょうから、到着の喜びもひとしおだったでしょう。
バスで白浜からやってきた私たちでも、ここまで来たなーという感慨があります。

2015南紀旅行(その6) 本宮大社を参拝し日本の原風景に思いを馳せる!

神門をくぐった先が結宮、本宮、若宮で、4つのお社があり、左から3番目、2番目、1番目、4番目の順で参拝するのだそうです。
私たちはちゃんと順番を見ていなかったので、適当に流れに任せてお参りしてしまいました…。

ちなみに、神門から先は神域なので、許可なき撮影は禁止のため、写真はありません。
(もっともテレビ局がカメラを持って撮影しまくっていましたが…。私たちはおみくじの中身まで撮影されたのにはちょっと閉口…。一言ぐらい断ってほしい。)

それを除けば厳かな雰囲気でお参りできました。
おみくじも大吉だったので、満足満足。

2015南紀旅行(その6) 本宮大社を参拝し日本の原風景に思いを馳せる!

お参りを終えると、社務所の脇に「祈りの道(熊野古道)」の看板が!
バスで走破してしまったので、全く熊野古道を歩いていない私たちは当然、帰りにこちらの道を選びました!

2015南紀旅行(その6) 本宮大社を参拝し日本の原風景に思いを馳せる!

束の間の古道らしき雰囲気を味わいながら下りていきます。

2015南紀旅行(その6) 本宮大社を参拝し日本の原風景に思いを馳せる!

下から振り返るとこんな感じです。
こういう道を歩いてお参りに来るのも良いですね。

2015南紀旅行(その6) 本宮大社を参拝し日本の原風景に思いを馳せる!

正月も3日目だからか、それとも世界遺産になり有名とはいえ奥地まで来るのは大変なのか、思ったほど人も多くなくて人ごみの苦手な私たちにはちょうど良い人出でした。
門前町も割とこじんまりとしていて、それほどたくさんの店が並んでいるわけでもありません。

食事ができる店もそれほど多くありません。
歩いて2、3分ほどの「お食事処 しもじ 本宮店」に入りました。



お隣がホームセンター「コーナン」というのが観光地らしくなく面白いですね。

2015南紀旅行(その6) 本宮大社を参拝し日本の原風景に思いを馳せる!

こちらが、「肉うどん」(だったはず…)です!
他に熊野名物「めはり寿司」も注文しました!
(写真は撮り忘れました…。)

「めはり寿司」は新宮駅の駅弁が有名ですね。

学生の時、まだ残っていた新大阪発新宮行きの夜行普通列車に青春18きっぷで乗ったことがありました。
朝5時ぐらいに肌寒い新宮駅に到着して、ホームで売っていた温かいお茶とめはり寿司が最高に美味しかったことが忘れられません。

2015南紀旅行(その6) 本宮大社を参拝し日本の原風景に思いを馳せる!

さて、昼食後は「大斎原(おおゆのはら)」に向かいます。
「大斎原」は、熊野川・音無川・岩田川の合流点にある中州で、明治時代まで熊野本宮大社がありました。
ところが、明治22年の大洪水により現在の本宮大社にある4つの社を除いて大部分が流され、残った4つの社が移築されたものが今の本宮大社ということです。

1000年以上も川の中州にあった本宮が被害に遭ったことが無かったにもかかわらず、明治の大水害で被災してしまったのは、山の木を伐り過ぎたことも原因の1つのようです。

2015南紀旅行(その6) 本宮大社を参拝し日本の原風景に思いを馳せる!

大斎原の入口に建つ、高さ約34mの日本一の大鳥居です。
10階建てのビルくらいの高さがあるこの鳥居は、遠くからも良く見えます。

鳥居の背後の森の中に、約1万1千坪の旧社地に12のお社があり、今の本宮大社の何倍もの規模があったそうです。
確かに、今の本宮大社は1000年以上前から参詣者を集めた割には比較的こじんまりとしています。
社の数だけでも1/3になっているので、だいぶ規模が縮小されてしまった形なのでしょう。

2015南紀旅行(その6) 本宮大社を参拝し日本の原風景に思いを馳せる!

鳥居のたもとに世界遺産の碑がありました。
この先は神域なので、また撮影禁止です。
森の中には砂利の敷かれた広い境内があり、その中にいくつか祠と石碑が建っていました。
広大な境内が、かつての熊野本宮大社の広大さを実感させます。

2015南紀旅行(その6) 本宮大社を参拝し日本の原風景に思いを馳せる!

大斎原を抜けると熊野川の河原に出ます。
堤防も近くまで出来ているのですが、大斎原の傍まで来ると途切れています。
神域かつ世界遺産なので、大斎原を堤防で囲うことができなかったのでしょうか。
これでは洪水を防ぐ役目を果たせないのでは?と疑問に思っていたら、やはり4年前の大水害では大斎原は冠水して泥だらけとなり、本宮の門前町は家によっては2階まで浸水したそうです。

自然のままの河原は貴重ですが、その代わり自然災害のリスクも引き受けないといけないわけです。
草木がほとんど生えていない河原は、河原全体が比較的高い頻度で冠水していることを物語っています。

昔の山間部の川べりは、どこもこんな風景だったのかなと想像しながら河原を歩きました。

2015南紀旅行(その6) 本宮大社を参拝し日本の原風景に思いを馳せる!

空を見上げると、ゆうに100羽は超える数のトビが空高く舞っています。
小さく黒く見える点の1つ1つがトビの影です。
まるで蚊柱のように数えきれないトビの大群が旋回しながら上昇気流に乗っていく様は初めて見る光景でした。

トビが「ピーヒョロロロ」と鳴きながら飛ぶ姿は、日本の山間によく見られる風景ですが、ここまでたくさんのトビを見たのは初めてで、いつまでも空を見上げてしまいました。
ふと気づくと、あれだけ飛んでいたトビがいつの間にか姿を消していたのは、更に驚きでしたが…。

2015南紀旅行(その6) 本宮大社を参拝し日本の原風景に思いを馳せる!

山と川と田んぼと神社とトビ。
こんな大斎原周辺の風景は、かつては日本のあちこちで見られるありふれた風景だったのかもしれないなと考えながら、バス停までの道のりを戻りました。



(その7へつづく)



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Posted by Science_City at 07:23│Comments(0)関西
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