2015年02月22日
2015南紀旅行(その8) 那智大社・青岸渡寺と那智の滝!
(その7からの続きです)
川湯温泉から、水害の爪痕が随所に残る熊野川沿いをバスで走り、新宮市街に入ります。
新宮駅まで乗ってしまうと、那智・勝浦方面のバスに乗り換えようとすると来た道を戻る形になるので、「権現前」バス停で降りました。
【その1~7】
権現前バス停の「権現」とは、熊野三社の1つ「熊野速玉大社」のことです。
時間があれば三社とも巡りたかったのですが、残念ながら時間がないので諦めます。
1人旅だったら1時間早起きして、乗り換えついでにお参りして来るのですが、家族連れだとなかなかそうもいきません。
三社の中では1番交通の便が良いところにあるので、またの機会にとっておきましょう。
今回は、速玉大社の鳥居に向かって拝むだけにしました。
川湯温泉から、水害の爪痕が随所に残る熊野川沿いをバスで走り、新宮市街に入ります。
新宮駅まで乗ってしまうと、那智・勝浦方面のバスに乗り換えようとすると来た道を戻る形になるので、「権現前」バス停で降りました。
【その1~7】
2015/01/12
2015/01/18
2015/01/27
2015/02/02
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2015/02/16
権現前バス停の「権現」とは、熊野三社の1つ「熊野速玉大社」のことです。
時間があれば三社とも巡りたかったのですが、残念ながら時間がないので諦めます。
1人旅だったら1時間早起きして、乗り換えついでにお参りして来るのですが、家族連れだとなかなかそうもいきません。
三社の中では1番交通の便が良いところにあるので、またの機会にとっておきましょう。
今回は、速玉大社の鳥居に向かって拝むだけにしました。
なお、今回は「権現前」バス停で乗り換えましたが、後で調べてみると、
本宮方面から那智・勝浦方面へ乗り換える時には、「新宮高校前」バス停で乗り換えた方が来た道を戻る距離が短いようです。
まぁ、速玉大社の鳥居を拝めたので、権現前乗り換えで良かったですけどね。
権現前では観光客が降りました。
外国人のバックパッカーはリュックを担いで速玉大社の方に向かっていきました。
1人旅らしきおばさんが少し不安そうな顔をして、那智方面はこのバス停で大丈夫かと話しかけてきました。
自分たちも那智方面に行きますよと伝えると安心していました。
道路の反対側のバス停に渡り、勝浦駅行きのバスで那智大社に向かいます。
「那智駅前」バス停で、今度は「那智山」行きのバスに乗り換えます。
JR紀勢線の那智駅舎は、那智大社を模した明るい朱色の駅舎でした。
学生時代、ここでJRからバスに乗り換えて那智の滝に行った記憶が微かにあります。
1人旅のおばさんは、膝が悪いから那智大社には行かずに滝を見に行きますと別れを告げて、1つ手前の「那智の滝前」バス停で降りていきました。
終点の「那智山」で降りると、山の上に熊野那智大社と青岸渡寺が見えます。
那智山や青岸渡寺へは、石段の参道を上がっていく必要があります。
確かに膝が悪い方にはきついかも。
土産物屋さんがあったり、茶店があったり、小さな那智山郵便局があったり、退屈しない参道です。
やっと那智大社の一の鳥居です。
まだまだ上ります。
二の鳥居まで上ると開放感がありますね。
こちらが熊野那智大社です。
これで一応熊野三山巡り完了(速玉大社は鳥居を拝んだだけだが)です。
この時に、拝殿の右側の人の出入りが多いことに気づけばよかったのですが、疑問に思わず…。
やたらでっかいおみくじがありました。
女の子がなかなかおみくじが出てこずに悪戦苦闘中でした。
でっかいご利益があるかもしれません。
こちらの境内も、思ったよりこじんまりとしています。
「蟻の熊野詣」と言われたくらい巡礼者がいたのに、意外でした。
明治より前は、神仏習合で隣の青岸渡寺と一体でしたから、そう考えると小さくもないのでしょうけれど。
ちなみに、那智山も紀伊半島大水害の時には裏山から土砂が流れ込んで、一部埋まったとか。
那智大社の周囲はもう痕跡は残らずに復活していました。
途中のバスの車窓に見えた那智川の被害は相当大きかったようで、未だに治水対策の工事をしていました。
下流のJRの鉄橋が流されてしまったくらいの大被害だったそうです。
(参考:国土交通省ウェブサイト「平成23年9月台風第12号及び豪雨気象概況【那智川】」)
境内からは眺めがよく、写真の中央には太平洋が見えます。
神様にお供えするのか、大きなマグロが大人4人がかりで運ばれていました。
神様にお供えするのが鯛ではなく鮪というところが、勝浦らしいですね。
神様がちょっとうらやましい…。
さて、次に「青岸渡寺」をお参りします。
平安時代に花山法皇がここから33か所の観音様を巡られたので、西国第1番札所なのだそうです。
仁王門をくぐってまた石段を上がります。
結構急な石段です。
石段を上りきると、青岸渡寺の本堂が目の前です。
ちょっとした達成感があります。
この本堂は、織田信長に焼かれて、豊臣秀吉によって再建されたのだとか。
もう築400年以上の歴史のある建物で、国の重要文化財に指定されています。
ふと、本堂から左の方に視線を送ると、何と青岸渡寺の境内と那智大社の境内がつながっているではありませんか!
那智大社の拝殿の右側から人がたくさん出入りすると思ったら、青岸渡寺と行き来する人だったのですね。
我が家は誰1人それに気づかず、わざわざ石段を下りて、また上がってしまいました。
ちゃんと一の鳥居や仁王門からお参りするのが正式な姿だから、これで良いのだ!(…と強がってみる)
本堂から奥に行くと、那智の滝が見えます。
一段の滝としては、落差日本一だそうです。
学生の時は滝をご神体として拝む飛瀧神社に行って、下から見上げたように記憶しています。
飛瀧神社から見た方が迫力はありますが、
こうして三重塔と並んで見る那智の滝も趣がありますね!
石段を下りて、またバス停に戻ってきました。
バス停脇の観光センター(これもバス会社の熊野交通が経営)で、土産物を買ったり、黒飴ソフトクリーム(黒蜜をかけたソフトクリーム)を食べたりして、発車時刻まで過ごしました。
そして、また熊野交通バスに乗り、山を下って紀伊勝浦駅に向かいます。
楽しかった旅行もついに帰り道です。
(最終回その9につづく)
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Posted by Science_City at 01:12│Comments(0)│関西
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