研究学園の旅人

［(19)からのつづき］

5泊6日の北海道旅行もいよいよ最終日。



今日は地下鉄に乗って、札幌に住む妹夫婦の家に遊びに行きます。

スキーを立て掛けるなという注意書きが北海道らしいですね。



子どもたちは何年ぶりかで会ったいとこ達と対面して、しばらくはぎこちなかったのですが、すぐ打ち解けて4人で大騒ぎ。
帰る頃には子どもたちは別れ難くなって、新千歳空港まで見送りに来てくれることになりました。



鉄ちゃんの甥っ子は先頭車両がいいと言うので、運転席の後ろに陣取ります。
北海道の中でも、1番バラエティに富んだ列車が通る路線なので、すれ違う見慣れない列車を見ていると、大人でも楽しいです。



あっという間に、新千歳空港駅へのトンネルに入ります。



妹一家に見送られ、長いようで短かった北海道ともお別れです。



毎日このくらい天気が良ければ最高でしたが、天気が悪い日でも傘をさすことはあまりなかったので、良かった方なのかもしれません。
知床やトマムなど北海道の大自然を満喫し、ウニやイクラ、とうきびや夕張メロンなど海の幸や山の幸（？）を堪能した旅行でした。



もう羽田空港への着陸準備に入ろうとする頃、飛行機はちょうど研究学園上空を飛びました。
（詳しくは、以前書いた記事「飛行機から見た研究学園！」を見てください。）
イーアスなどがよく見えて、ちょっと興奮してしまいました。



今回の旅行で大活躍したのは、この切符「ぐるっと道東Ｖきっぷ」。
今はなき東京駅丸の内地下にあった「JR北海道プラザ」で行程を話したら、このきっぷを勧められました。
片道は網走まわり、片道は釧路まわりの変わった往復切符で、釧網線がフリー乗車可能です。
釧網線以外では途中下車はできないのですが、トマムで下りて札幌までの乗車券の権利を放棄してもまだ安いことを計算して確認してくれたのです！

こんな親切なJR北海度プラザが閉店してしまったのは、本当に残念です。
「ぐるっと道東Ｖきっぷ」も今は発売されていないようです。

最近のJR北海道は、新幹線の話題を除けば路線、列車、駅、サービスの廃止や削減のニュースばかりです。
路線が長くて乗客が少なく冬が厳しい北海道では経営に不利な条件が揃っていますが、観光資源は豊かなのですから、もっと鉄道を活かした経営ができないかと思います。
例えばローカル線の線路や駅の保有・管理は北海道庁が引き受けたうえで、経営はJR東日本と一体化を進めるなどして、うまく立ち直ってほしいと思っています。

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さて、「2012年夏　北海道旅行記」は当初の想定を超えて20回にも渡る長編になってしまいました。
書き始めたのは夏だったのに、最終回ではもう冬になってしまいました。

この旅行は3年経った今でも、家族で話題に上る印象的な旅なので、思い入れが強くかなり長い文章になってしまいました。
ここまで読んでいただいた方、ありがとうございましたm(_　_)m

【2012年夏　北海道旅行】